DETAIL地籍調査作業の詳細
■地籍調査の実施と安全対策について(皆さまが安心して協力して頂ける地籍調査)
地籍調査は、土地所有者の皆さまのご理解とご協力を得ながら進めてまいります。調査期間中には複数回にわたり関係者の皆さまとお会いするほか、敷地内への立ち入りをお願いする場合があります。地籍調査範囲の皆さまへは、千葉市から「お知らせ」及び「お願い」、「通知」の文書が郵送されますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
また、近年、防犯意識の高まりにより、見慣れない者を不審に感じられる方が多くいらっしゃいます。そこで当協会では、調査員(測量担当者)に身分証明書や名刺の携帯、作業用ベストの着用を義務づけ、地籍調査関係者であることを明らかにし、皆様に安心していただけるよう努めてまいります。
また、住民の皆さまが、調査員(測量担当者)の身元を確認できるよう、案内文書には、調査員の情報が確認できるQRコードを記載しています。スマートフォン等で読み取っていただくことで、簡単に調査員をご確認いただける仕組みとなっています。さらに、関係者全員が丁寧な説明と礼節をもって対応し、土地所有者の皆さまとの信頼関係を築くことを大切に、誤解や不信感を生まないよう細心の注意を払って業務にあたってまいります。
■地籍調査作業の詳細
千葉市の地籍調査は、ひとつの調査範囲を概ね3年かけて実施し、1年目から2年目にかけ土地所有者の皆様とお会いすることとなります。1年目は、個々の土地について現地の状況を把握するため、既存の境界杭や境界と見なせる塀などの位置を測量(現況測量)します。2年目は、1年目の現況測量の結果と登記所(法務局)に備え付けられた地積測量図などを参考に、本来の境界を復元する測量(復元測量)を実施します。土地所有者の皆さまに復元した境界点を確認(一筆地調査<現地立会>)していただいた後に、その境界点に境界標を設置します。設置した境界標の位置を測量(一筆測量)し、土地の面積などを計算で求め、正確な地籍図原図や地籍簿案を作成し、土地所有者に確認(成果の閲覧)していただきます。
作業の実施手順工程
【1年目の工程】
1. 現況測量:9月~12月(9月に「お知らせ文」が郵送されます。)
【2年目の工程】
1. 復元測量:8月(8月に「お知らせ文」が郵送されます。)
2. 一筆地調査<現地立会>:9月~11月(9月に「お願い文」が郵送されます。)
3. 境界標設置:10月~11月
4. 一筆地測量:11月~12月
5. 成果の閲覧:2月(2月に「通知文」が郵送されます。)
上記は、標準的な工程で、年度の業務量や進捗状況により、「お知らせ文」などの郵送月や作業期間が変更となることがございます。
作業期間とスケジュール管理
限られた期間に業務を完了する必要があることから、月1回千葉市と工程会議を開催し、進捗状況の報告や遅れが生じた場合の対応策を協議しながら、計画どおりに進捗するよう努めてまいります。また、現地立会日につきましては、日時を記載した「お願い文」をお送りいたしますが、土地所有者の皆様のご意向を最優先に、適宜、変更ができるようなに対応を整えております。
ID PROOF調査員の身分証明
身分証明書・作業用ベスト
調査員は、千葉市長印が押印され身分証明書を携帯する他、作業中はオレンジ色のベストを着用しています。
名刺
調査員は、身分証明書と同じ顔写真が印刷された名刺を携帯しています。
身分確認ができるオンラインシステム
一筆地調査(土地境界の現地立会)の際には、事前に千葉市から土地所有者宛「国土調査法に基づく地籍調査の土地境界立会について(お願い)」の文書が送付されます。当協会に所属する複数の測量会社の調査員がエリア毎に分担して作業にあたることから、エリア毎に、調査員の氏名および顔写真、所属が確認できる「調査員(測量担当者)の紹介」にアクセスできるQRコードを文書に記載しています。
INITIATIVES調査員の取り組み
対応の際の心構え
敷地に立ち入る際は、お住いの方に必ずお声がけをいたします。また、敷地内では、構造物及び植木、草花などに留意し慎重な作業にあたります。
説明の際の心構え
土地所有者の皆さまからのご質問には丁寧な説明と笑顔の対応に心がけます。
防犯に関する心構え
調査員が不審人物を確認した際は、声がけをしたうえ必要に応じ警察へ通報いたします。